白葱育苗資材の検討
2022/10/21
育苗資材のコスト削減について
おはようございます。後藤です。
まだ白葱の収穫が始まっておりませんが
そろそろ来年の事を考えなければなりません。
資材コストがだいぶ上がっておりますので
育苗資材、農薬、肥料、品種等を総合的に
再検討し、コスト上昇を少しでも抑えれるように
バランスをとらなければなりません。
もちろん値上げの交渉もしていきますが。
まずは自分たちで出来ることを考えていきます。
今日は育苗資材のお話をしたいと思います。
弊農園の白葱苗はすべてニッテンさんの
チェーンポットを採用しております。
※リンク参照
過去には数種類のチェーンポットを
試してきましたが、現状はCP303という
チェーンポットに時期により2粒から
2.5粒播種で苗を生産しております。
これを来年はLP303-10に変更しようと
考えております。
違いはCP303が株間5㎝であるのに対して
LP303-10は10㎝です。
【メリット】
1冊に対して倍の長さになりますので苗の
生産枚数が半分になり育苗面積も
半分になります。
当然、資材費の削減、播種、育苗、定植に
かかる人件費が削減されるわけですが
いいことばかりではございません。
【デメリット】
栽培面積あたりの葱の定植本数を同等にすると
仮定すると1枚の苗箱に倍の種を播種しなくては
ならず、密植状態になり、徒長気味に生育し
細い苗になってしまいます。
過去に何度も試験をしており経験済み
でございます。
という事でLPを使いたい、けどしっかりした
苗を作りたいのでLP303-10を使用し3粒播き
で行こうと考えております。
10aあたりの定植本数は減ってしまいますが。
太目のサイズでそろってくれば調製の生産性も
上がる為、収支はかなり改善されると
考えております。
こういった細かいことを一つ一つ検討していき
総合的にコストダウンを図っていきたいと
考えております。
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