JGAPは「持続可能な農業」への道標
2025/03/04
HACCP導入で衛生管理を徹底強化!弱点克服と持続可能な農業へ
いつも当農園のブログをご覧いただき、ありがとうございます!
農園では2025年1月29日にJGAP更新審査を受けました。
今回の更新審査では、農産物 農場用管理点_適合基準_【青果物】2022
HACCPの考え方を取り入れた、全ての工程に対してリスク評価を行い、
衛生管理をより強化する内容となっていました。
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只今、
資料の一部をホームページ内JGAPコーナーにて公開しております。
「これからJGAP認証取得を目指したいけれど、何から始めたらいいか分からない…」
「記録や書類作成に時間がかかって大変…」
そんなお悩みを抱えている農園の皆様のお役に立てればと思い、
今回の公開に至りました。
よろしかったら、
ぜひご参考になさってください!
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資材の受け入れから出荷までの工程管理を明確化!
JGAP2022では、
HACCPの考え方が導入され、
より高度な衛生管理が求められるようになりました。
当農園では、
全ての工程を洗い出し、
工程フロー図を作成しました。
それをもとに、
各工程における危害要因(ハザード)を洗い出し、
リスクを評価と対策・ルール・手順の資料をリニューアル。
それだけではなく、
農園が管理点と適合するには、
- 記録との整合性(農薬・肥料の論理在庫と実在庫との整合性)
- 工程の洗い出しとフロー図の作成
- 危害要因(ハザード)の分析と評価
- 新たな記録様式の作成と既存の記録の確認と検証・改善
- 従業員への教育と訓練
- 災害に対するリスク評価と農業版BCP(事業継続計画)の作成
- 写真・古くなった作成物の張替
など、
新たに追加された管理点に対し、
専門的な知識や経験が必要であり、
資料作成には時間と労力がかかりました。
お陰様で、
全ての工程に対してリスク評価を行うことで、
- 帳票類のデジタル化
- クラウド在庫管理システムの導入し効率化。
- 災害に対する対策の言語化
- 従業員への衛生・安全意識の再認識
- 作業手順の見直し
など、
JGAPの基準に沿って改善策を講じることで、
農園全体の管理レベルを向上させることができました。
JGAPは「弱点強化」の羅針盤
私たちにとって「弱点強化」の羅針盤のような存在です。
JGAPに取り組むことで、
- リスク管理能力の向上
- 経営の効率化
- 顧客からの信頼獲得
- 知的財産の構築
など、
様々なメリットを得ることができました。
また、
JGAPはPDCAサイクルに基づく継続的な改善を求めているため、
定期的な見直しと改善を繰り返すことで、
弱点を克服し、強みを伸ばしていくことができます。
JGAPは「持続可能な農業」への道標
単なる認証取得のための取り組みではありません。
農園の持続的な発展と社会的な信頼を獲得するための、
包括的なフレームワークです。
今回の更新審査を通して、
改めてJGAPがもたらす「持続可能な農業」への道を実感しました。
JGAPは「継続的な改善」
JGAPは、一度認証を取得すれば終わりではありません。
常に「継続的な改善」を求められます。
今回の更新審査を通して、改めてJGAPの重要性を実感しました。
「JGAPって難しそう…」
そう思っている方もいるかもしれません。
しかし、
JGAPは決してハードルの高いものではありません。
農園の弱点を克服し、
強みを伸ばしていくための、
強力なツールです。
そして、
持続可能な農業の実現に繋がります。
従業員全員にJGAPの内容をすべて認識てもらうのは難しいですが、
食の安全性と職場の安全性への取り組みの再認識するいい機会になります。
管理点の意図を読み込むのが難しかったですが、
半ば手探りのような資料作成をしていく中で、
- リスクに対する向き合い方
- 資料作成のための学び
- AIやシステムの導入による効率化
- 従業員とのかかわり方
など、
多くの気づきと学びがありました。
当農園は、
より良い農園づくりを目指していきます。
今回のブログが、
皆様のJGAPへの理解を深めるきっかけとなれば幸いです。
今後も、
当農園の取り組みや農業に関する情報を発信していきますので、
引き続きよろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。