この物価高の時代に、白葱をお腹いっぱい食べるには。

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農業ブログ

この物価高の時代に、白葱をお腹いっぱい食べるには。

2025/12/14

――もう、これしかない。後藤農園のセルフ直売。

正直に言います。
いま、スーパーで野菜を手に取って「高っ…」って思わない人、ほとんどいないんじゃないでしょうか。

米も高い。
肉も高い。
油も、調味料も、光熱費も高い。

そして、野菜も例外じゃない。

「野菜は体にいいから食べたい」
「でも家計を考えると、量は控えめに…」

そんな声を、この1〜2年で何度も聞いてきました。

それでも、白葱はお腹いっぱい食べてほしい

白葱農家として、ひとつだけ譲れない想いがあります。

白葱は、主役になれる野菜だということ。

鍋の脇役じゃない。
薬味だけの存在でもない。

焼いてもいい。
揚げてもいい。
刻んで山ほど使ってもいい。

本当は、「もういいよ」って言うくらい食べてこそ、白葱はうまい

でも、いまの物価高の中で
「白葱をお腹いっぱい食べる」なんて、贅沢になりつつある。

だから僕たちは考えました。

余計なものを、全部そぎ落とした

後藤農園のセルフ直売は、とてもシンプルです。

・細かったり
・少し曲がっていたり
・軟白が短かったり

いわゆる規格外の白葱を、

1kg 300円で置いています。

計量はお客さん自身。
お金は賽銭箱へ。

店員はいません。
レジもありません。
立派な売り場もありません。

あるのは、
畑で育ったままの白葱と、信頼だけ。

安売りじゃない。これは「直球」だと思っている

「そんなに安くして大丈夫?」
正直、よく聞かれます。

でもね、これは安売りじゃありません。

業者さんに出すときは、
包装資材代、選別代、運賃、手数料など…
いろんな“見えないコスト”が乗っかります。

セルフ直売は、それがほぼゼロ。

つまりこれは、
中間をすっ飛ばして、畑と食卓を直結させているだけ

値段を下げているんじゃない。
余計なものを引いているんです。

売れすぎるという、ありがたい悩み

正直に言うと、最近はちょっと困っています。

売れすぎるんです。

平日でもすぐ無くなる。
この前の土曜日開催したゲリラセールはおかげさまで

いつもの3倍の白葱が、たったの3時間で完売。

ありがたい。
本当にありがたい。

でも、同時に思います。

「やっぱり、みんな白葱をたくさん食べたかったんだな」って。

物価が上がって、
選択肢が減って、
我慢することが増えた時代だからこそ、

“お腹いっぱい食べられる”という体験そのものが、価値になっている。

 

 この時代に、農家ができること

僕たち農家にできることは、
値上げを嘆くことでも、我慢を強いることでもない。

どうすれば、ちゃんと食べてもらえるかを考えることだと思っています。

後藤農園のセルフ直売は、
完璧な仕組みではありません。

・売り切れたら終了
・いつでも買えるわけじゃない
・雨の日は大変

それでも、

この物価高の時代に、白葱をお腹いっぱい食べる方法として、
今のところ、これしかない思っています。

最後に

もし、
「今日は白葱を山ほど食べたいな」
「細くてもいい、曲がっててもいい」

そう思ったら、
後藤農園のセルフ直売を思い出してください。

これは、
農家からの、ささやかな抵抗であり、皆様への提案です。

物価高の時代でも、
食べることを、我慢しすぎないでほしい。

白葱くらい、
腹いっぱい食べよう。

 

白葱大好き後藤農園より