静岡県磐田市の後藤農園では、今年も猛暑の中、除草作業を頑張りました

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農業ブログ

草取り作業をいかに減らすか!

2022/11/29

白葱栽培時間の工数表(10aあたり)を公開

こんにちは。後藤です。

早速、上の表をご覧ください。

今年の秋冬葱の栽培にかかった工数を

工程ごとに集計した表でございます。

※10aあたりです。

※11月現在の生データですので

 出荷作業はふくまれておりません。

 

スマホで見てる方、見にくいかも

ごめんなさい。

 

ご興味ありましたらPCで見てください。​​​​​

 

赤丸で囲った箇所を見てください。

 

 

「なんと、草取り作業にかかった時間が

総時間の50%を占めている」

 

合計時間60時間に対して

31時間を費やしていますね。

 

本日はここを掘り下げていきましょう。

 

後藤農園では白葱の栽培にかかった時間を

作業工程ごとに集計し、分析しております。

 

なぜ、こんなことしているか?

 

農場全体の生産性を上げるためには

まず工程を細分化し、どの工程に

どのくらいの工数を要しているのか?

の把握が必要です。

 

そして

①機械化した場合、最も効率や生産性に

 影響を与える工程のあぶり出しを行います。

 

②その工程を効率化できる機械の選定を

 行います

 ※適した機械がない場合もありますが。

 

③費用対効果の側面から検討し設備投資を

 行うのかを検討します。

 

 

 

上の表からも

草取りコストを減らすことが利益へ

直結することがわかりますよね。

 

猛暑の草取り作業を軽労化した上で生産性の向上を図る!!

まずは草取り作業の現状をお伝えします。

後藤農園の除草作業を分類すると

①科学的防除

 

 ・定植直後のゴーゴーサンなどの

  抑草剤散布

 

 

 ・ガードマンによるラウンドアップ等

  の除草剤散布

 

 

 ・ナブやロロックスなどの

  選択性除草剤の散布など

 

 

今年は雨も多く雑草の発生、生育が例年に比べ

早かったですね。

 

悩みの種でした。

 

②パートさん頼みの猛暑の中の草取り

 ※いつも暑い中ありがとうございます。

 

 写真の様に草取りが間に合わず

 こういう状態になってしまうと

 葱が軟弱に育ってしまい、

 草をとると支えがなくなって

 倒れてしまう葱もあります。

 

 葱が倒れてしまうと次の土寄せ作業に

 支障が出ます。

 

③土寄せを適宜に行うことにより雑草の繁茂を

 防ぐ

そして、この中の②の作業が白葱栽培時間の

5割を占めている訳です。

 

そこで前々から気になっていた 

株式会社キュウホーさんの

【中耕除草機】を

導入しようと決意しました。

※詳しくは下の外部リンクを

参照してください

 

以前、魔法のカルチという除草機を

使用しておりましたのでイメージは

固まっております。

 

この機械で100%の除草は

無理でしょう。

しかし雑草の密度を減らすことに

つながればと期待しております。

どうしても残った株元の草はやはり

パートさんの手にまさるものは

ありませんので。

 

今回は田植え機を改造しキュウホーを装着

します。 

 

現在、農機具屋さんで改造中ですので

近いうちに試験を兼ねて使用してみようと

考えております。

 

オプションもいろいろあるらしいので

キュウホーさんにも来ていただき

相談しながら機械の設定を

していきたいと思います。

 

来年は、

「手取り除草の工数を半分にする」

を目標に取り組みたいと思います。

 

また使用してみてブログで報告しますね。

 

それでは、お付き合いいただき

ありがとうございました。