作物の被害状況 台風15号
2022/11/09
おはようございます。後藤です。
まず初めに台風15号により被害を受けた皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
皆様がいち早く普段の生活を取り戻せることを
祈っております。
さて、被害を受けてから1か月以上経ち
落ち込んでいた気持ちも完全に切り替わり今は
前向きです。これだけ降ったのは過去に記憶が
ないですね。
当日夜はサッカー日本代表の試合を見ていた
のですが、ハーフタイムになったところで雨の
状況が予想以上にひどいことに気づき
自宅付近の河川の状況を確認したところ
あふれる寸前でした。
慌てて高台にある妻の実家へ避難しましたが
非難の道中も冠水している道路がかなりあり
普段車で5分で行ける距離なのに30分くらい
かかりました。
子供たちも経験したことのない大雨に少し興奮気味
だったのを覚えております。
私はやはり作物が心配で眠れぬ夜を過ごしました。
幸いにも0時を回ったころには雨も小降りになり
河川の決壊等の危険性はなくなり自宅の浸水被害は
免れました。
翌日になっても冠水している道路もあった為
半日くらいをかけて作物の被害状況の把握に
努めました。
やはりどの圃場も大なり小なりの被害があり
中でも定植して間もない小さい葱の被害が
大きかった様に思います。
(主に年明けに以降に収穫する葱)
例年このくらいの時期には白葱の出荷は
始まっておりますが、今年は12月上旬まで
ずれ込みそうです。
過去にも何度も自然災害には見舞われてきましたが
被害額としては今回が一番でしょう。
手塩にかけて育ててきた作物が一夜にして無残な
姿に変わってしまい自分の気持ちを奮い立たせるの
に今回は、少し時間がかかってしまいましたが
これが農業だと言い聞かせております。
昨今の物価高騰や円安、こういった自然災害等
農家の企業努力ではどうにもならないリスクを
抱える中で安定的に営農を継続していくためには
一つには収入保険の加入も重要であろうと感じます。
私は制度が始まった当初から加入しておりますが
過去に保険に助けられたことがありますし
従業員を抱えてある程度の規模で農業を営む
事業体にとっては今後必須になってくると思います。
取引先の皆様におかれましては、お約束していた
時期に白葱を出荷できず大変ご迷惑をお掛けして
おります。
申し訳ございません。
白葱の回復も進んで12月より出荷を開始
させていただきますので、引き続きご愛顧の
ほどお願い申し上げます。