静岡県磐田市の後藤農園のしろねぎ育苗プロセス

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農業ブログ

白葱の育苗過程

2022/11/08

白葱の育苗 苗半作

播種後1週間くらいで発芽

播種後18日 生育はかなり緩やかです

播種後32日 生育旺盛になってきましたね。

おはようございます。後藤です。

初夏葱はハウスの中で今年も順調に育っております。

苗半作といわれるようにどんな野菜においても

育苗の重要性が叫ばれております。

 

私も10年以上、数々の失敗を繰り返しながら

育苗してきました。

いまだ満足できるものには仕上げれません。

こういったところに農業の面白さ、やりがいが

詰まっていると感じております。

 

まずは白葱の発芽条件ですが一般的には4つです。

①温度②水③光④酸素ですね。

理想で言えば諸説ありますが、私たち農家が

作物を栽培する上で教科書通りの条件に

整えることは簡単ではありません。

 

①温度の理想としては15℃から20℃くらい。

 

②水 白葱は過湿を極端に嫌う作物ですが

育苗の段階で水を絞りすぎるといい苗には

なりません。たっぷりでいいと思います。

 

③光 ねぎは嫌光性種子であり発芽段階では

光を必要としません。

光の条件よってに1割ほど発芽率が変わるそうです。

 

④酸素 葱が発芽に必要な酸素濃度は他の作物に

比べそれほど高くはありませんが、低いよりは

高いほうが好ましいでしょう。

 

先ほど水はたっぷりと記述いたしましたが

過度な水やりをし過湿状態が続くと当然酸素濃度は

低くなるため、水の上げすぎはタブーです。

覆土が軽く湿っている状態を維持します。

 

その他の環境は人によって千差万別だと思います。

例えばどこで育苗するのか?

ハウスなのか、露地なのか。

培土や覆土の銘柄、あとは地域によって自然環境が

ガラッと変わります。

スマート農業やアグリテックと色々な技術が

登場しておりますが、まだまだ一農家の腕と経験と

カンに頼った農業が大多数だと思われます。

こういった側面もあり育苗に関するデータを蓄積し

次世代に継承していくことが難しく、農業を産業化

できない一つの要因になっていると感じております。

ですがやはり農業をより発展させるためには

技術を次世代にリレーすることが重要であり

育苗を含めた栽培技術の再現性を高めていくことが

今後の課題だと考えております。

まだまだ私自身が一人前ではございませんが・・・。