静岡県磐田市の後藤農園では、アーバスキュラー菌根菌を白葱苗に散布し有効性を検証しております。

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農業ブログ

試験 アーバスキュラー菌根菌

2022/11/10

圃場条件が悪く過去に収量が良くなかった圃場にて試験しております。

9月30日 定植 品種 羽生

定植前にG2(A菌根菌)を苗箱散布 1枚あたり   40gから50g

圃場条件 粘土質 排水不良

定植直後に2度ほど雨が降り定植溝に水たまりができてしまったが、今のところ順調に生育している。

10月27日 一回目の追肥土寄せ後

投入肥料成分10aあたり N3.84kg P1.68kg K1.68kg

リン酸成分を抑えた肥料を投入しました。

10月6日 播種 品種 龍みのり

12月定植予定の初夏葱の苗にアーバスキュラー菌根菌を散布。

1枚あたり約50g程散布してみました。

A菌根菌試験 春葱圃場の経過観察 初夏葱苗への菌根菌散布の様子

おはようございます。後藤です。

以前のブログで少しご紹介したアーバスキュラー

菌根菌の試験の様子をお話させていただきます。

まずは春葱の方ですが9月30日に定植し

10月27日に一回目の追肥、土寄せが終了

しております。

肥料はくみあい燐硝安加里S677号

リン酸成分を抑えた物を使用していきます。

定植後にそれほど強い雨ではありませんでしたが

排水不良の圃場の為、2度ほど植え溝内に水が

溜まってしまいましたが、病気の発生等は

見られなかった為、農薬散布はしておりません。

欠株する事なく順調に生育しております。

初夏葱(12月定植、5月中旬収穫)については

10月6日に播種した苗に本日、菌根菌を

散布しました。苗に散布するだけで

アーバスキュラー菌根菌が約3週間で根に

共生しリン酸を含む養水分を植物体に供給し

作物の生育促進効果が期待できるそうです。

後藤農園では秋冬、春、夏とすべての作型に

おいて白葱を栽培しておりますので、

いろんな作型で試験をしていき白葱に対する

有効性を検証し、今後も定期的に報告して

いきたいと思います