失敗を恐れるな。それは挑戦した証であり、成長の通過点だ
2025/04/12
後藤農園で日々働く皆さんに向けて、私からのメッセージとしてお届けします。
今日は、後藤農園で働くみんなに伝えたい、とても大事な話をします。
それは、「挑戦すること」「失敗を恐れないこと」についてです。
日々の現場で、私はみんなの仕事ぶりを見ていて、よく思うことがあります。
もっと自由に、もっと大胆に挑戦してほしい。失敗を恐れずに、やったことのないことに手を伸ばしてほしい、と。
でも、多くの人がなかなか一歩を踏み出せずにいる。それはきっと、心のどこかで「失敗したらどうしよう」「怒られたらどうしよう」と思っているからでしょう。
だから、今日はその考え方を改めるきっかけになればという思いで、こうして言葉にしています。
■ 失敗には2種類ある
一つは、良い失敗。 もう一つは、悪い失敗。
良い失敗とは、挑戦した結果としての失敗です。 自分なりに考え、やったことのないことに取り組み、その中でうまくいかなかった。 でもその失敗から学び、次に活かせる。これが良い失敗です。
一方で、悪い失敗は、 確認不足や準備不足、過去に同じミスをしたのに改善しなかったなど、 「防ごうと思えば防げた失敗」です。 怠慢や注意不足、無関心から生まれる失敗は、ただの損失でしかありません。
私は、良い失敗はいくらでもしてほしいと思っています。 その失敗は必ず、あなたの成長に繋がるからです。
でも、悪い失敗はできるだけ減らしていきたい。 そのために、失敗の質を見極め、自分の行動を振り返ることが大切です。
前提として、このブログで私が話している"失敗"とは、すべて**挑戦した結果としての「良い失敗」**である、ということを理解した上で残りの文章を読んでほしい。
■ 失敗は悪ではない
まず、はっきり伝えたいのは、失敗は悪いことではないということ。
むしろ、失敗は挑戦した証であり、成長のプロセスの一部です。
失敗しない人は、ただ挑戦していないだけ。未知のこと、新しいことに一歩踏み出さない限り、失敗なんてしようがありません。
でも、それではいつまで経っても、自分の可能性を広げることはできない。
君たちの人生をより良くしていくため、そして農場を良くしていくために私が求めているのは、失敗しない"優等生"ではなく、**挑戦する"冒険者"**です。
■ 私自身の失敗だらけの歩み
最近、ある出来事が私の中で強く印象に残りました。
それは、亀ちゃんがパートさんに白ネギの皮むき作業を丁寧に教えていた姿です。 ただ手順を伝えるだけではなく、「なぜこうするのか」「どんな姿勢で取り組むのか」といったマインドセットまで共有している様子を見て、私はある種の感動を覚えました。
たった一つの作業の中にも、教える側の覚悟や思いが詰まっている。 その姿を見たとき、「こういうことを積み重ねていけば、現場は確実に変わっていくんだ」と、わずかながらこれからの道筋が見えたような気がしました。
この小さな気づきも、私自身の過去の失敗や葛藤の延長線上にあるように思います。
私自身、農業を始めた時から失敗の連続でした。
最初の年、ネギを植えたけど収穫前に病気で面積の半分を廃棄しました。あのときは、黒腐れが原因でしたが対処方法が分からず、ただ呆然と立ち尽くしたのを覚えています。
また、台風で畑が壊滅し、数千万円もの損失を出したこともあります。 そのときは、「自然には勝てない」という現実を痛感し、何日も眠れない夜を過ごしました。
人を雇ったものの、うまく教えられずに辞めさせてしまったこともあります。 自分の伝え方が悪かったのではないか、環境を整えられなかったのではないかと、何度も自問自答しました。
災害を乗り越えるため借金を抱え、不安で押し潰されそうになり、夜中に何度も目が覚めたこともあります。 今でも、農業は天候や相場に左右され、予測不能なことばかり。 毎年のように「今年もやっていけるのか」と不安になる瞬間はあります。
しかし、私はそのたびに立ち止まり、**「なぜ失敗したのか」**を徹底的に考え、 同じ過ちを繰り返さないように改善し続けてきました。
時には、周囲から「そんなことやっても無駄だ」と言われたこともあります。 でも、私はその声に流されず、失敗の中には必ず学びがあるという信念で動き続けてきました。
振り返ってみれば、あのときの失敗一つひとつが、今の後藤農園の土台になっています。 どんなに成功者が書いた本を読んでも、誰かの話を聞いても、自分で挑戦し、失敗し、悩み抜いた経験に勝る学びはないと、私は確信しています。
だからこそ、私はみんなにも伝えたいのです。
失敗は、挑戦の結果として必要なプロセスである。
その意識を持って一歩を踏み出せば、どんな失敗も必ず次の成長に繋がります。
■ 挑戦しないことのリスク
人は挑戦しないことを"安全"だと思いがちです。
でも、実は一番リスクが高いのは、挑戦しないこと。
農業は自然が相手。毎年、天候も環境も違います。
去年のやり方が今年もうまくいく保証は、どこにもない。
そんな変化の中で、"失敗しないこと"だけを目的に動いていたら、 気づけば時代に取り残され、周りに置いて行かれてしまう。
挑戦しないことで、未来の自分の選択肢を狭めてしまうのです。
■ 小さな挑戦から始めよう
挑戦は、いきなり大きなものじゃなくていい。
-
いつもと違う作業を自分からやってみる
-
新しいやり方を提案してみる
-
先輩や私に、「こうしたらどうか?」と意見してみる
そんな小さな一歩でいいんです。
最初は怖いかもしれない。でも、一度やってみれば、案外大したことないと気づくはず。
そして何より、私は挑戦した結果の失敗を絶対に責めません。
むしろ、何も挑戦しないことの方が問題です。
■ 挑戦できる環境を作るのが私の役割
私は、みんなにただ「挑戦しろ」と押し付けたいわけではありません。
挑戦するためには、失敗してもいい環境が必要です。
だから私は、みんなが安心して挑戦できるように、普段から
-
失敗を責めない
-
挑戦したことを評価する
-
失敗から一緒に改善策を考える
この3つを意識しています。
そして、ここが一番大事なことですが、
挑戦の場を作るのは、リーダーである私の責任でもあると強く思っています。
「やってみたい」「挑戦したい」と思ってもらえるような仕事の設計や、 小さな失敗が許される雰囲気、 そして本人の成長につながる場面を、 もっともっと意識的に、私自身が作っていかないといけないと感じています。
みんなに「挑戦しろ」という前に、挑戦する機会と環境を整えることが、私の仕事です。
■ 挑戦する人が農場を強くする
後藤農園は、従業員の幸福を追求しているのです。
仕事のやりがいはもちろん、自己成長や仲間との信頼関係、達成感、人生の充実感まで含めた「働くことの喜び」を大切にしています。
そのためにも、
後藤農園は、ただ作業をこなす場所ではありません。
挑戦する人が、農場を前に進める。
日々の作業も、やり方を見直せば、もっと効率的にできるかもしれない。
新しい品種、新しい販路、新しい栽培方法…
それを生み出すのは、挑戦を恐れない人たちです。
農場の未来は、みんなの挑戦によって作られていく。
■ 最後に
失敗は、怖くない。
むしろ、挑戦しなかったことこそ、後で必ず後悔します。
人生は一度きり。
どうせやるなら、挑戦し続けよう。
その一歩が、自分自身を変え、農場を変え、周りの人を変えていきます。
挑戦する人が増えれば増えるほど、農場の空気は前向きになります。そして、挑戦を続けることでしか見えない景色や、自分の成長に気づく瞬間が必ず訪れます。
私は、そんな挑戦者で溢れる農場を作りたい。
そのために、挑戦できる場をもっと用意することが、私の役割だと思っています。
皆さんが安心して手を挙げられるように、失敗しても次に繋げられるように、私自身が日々考え、行動していきます。
それが、リーダーである私の責任です。
失敗してもいい。
私はその失敗を、挑戦した証として誇りに思います。
そして最後に、どうしても伝えたいことがあります。
失敗は、前を向いている限り、ただのプロセスに過ぎないということ。
失敗は、成長への階段の一段目です。その階段を登り続ける限り、どんな失敗も無駄にはなりません。
立ち止まらず、失敗から学び、次の一歩を踏み出し続けてください。
転んでもいい、傷ついてもいい。大切なのは、その後どうするかです。
だから、明日から、いや、今日から、
小さな一歩を踏み出してみてください。
その一歩は、後藤農園のためだけでなく、あなた自信の未来を動かす力になります。
あなたの人生はあなたが主役です。
私は、全力でその背中を押します。
失敗は、怖くない。それは、あなたが前に進んでいる証です。
私は挑戦する人に報いたい。
本気でそう思っています。
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