短葉性ネギ苗 覆土試験の経過報告

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農業ブログ

短葉性ネギ苗 覆土試験の経過報告

2023/02/25

無事に発芽!!

こんにちは。後藤です。

前回のブログで3種類の覆土を

ご紹介いたしました。

 

その後の経過をご報告しようと思います。

まず播種から発芽までに16日間を

要しました。厳寒期でしたが保温の為の

被覆等は一切しておりませんので

だいぶかかりました。

 

2月4日頃にまず覆土かけるを使用した

ものが発芽をはじめました。

 

その1日後にエスカリウ、そして

さらに1日後にゼオライトが発芽を開始。

 

これは比重の軽いものから発芽を開始

したという事なので、ある程度予想通り

の結果です。

2月13日

覆土かける(スミソイル)

エスカリウ

ゼオライト

発芽してしばらくすると比重の軽い覆土を

使用した場合、葱が土中にあった種を

持ち上げます。

バーミキュライトを覆土に使用した場合

この現象が起こりやすく浮き苗になり

苗が培土から飛び出て倒れてしまったり

曲がってしまったりしロスが生じていました。

 

①覆土かける 

 比重は1番軽い。

 種の持ち上がりはゼオライトの次に

 少ないようです。

 優秀ですね。

 

②エスカリウ

 比重は2番めに軽い。

 種の持ち上がりは1番多い。

 これからどうなるのか観察していきます。

 

③ゼオライト

 比重は1番重い。

 種の持ち上がりはほとんど見られず。

 発芽の開始が遅く、芽が出揃うのも

 一番最後でした。

 

 

覆土かける

エスカリウ

ゼオライト

2月20日

覆土かける

エスカリウ

ゼオライト

2月24日

覆土かける

エスカリウ

ゼオライト

前半戦では発芽のスピードや特性がそれぞれ

はっきりしましたね。

目立った生育差はまだありません。

 

これから後半戦に入っていきます。

厳寒期の為育苗期間が長くなります。

表面の苔の生え具合や透水性に

注視しながら生育を見守っていきます。

 

浮き苗にならない、苔が生えない、透水性良好。

の3点をすべて満たすものがあればいいな。

と期待しております。

 

それではまたご報告いたします。さようなら。