売る・つながる──マーケットインからバリューインへ

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農業ブログ

売る・つながる──マーケットインからバリューインへ

2025/05/18

売る・つながる──マーケットインからバリューインへ

野良哲人☆農人クリエが考える販売戦略の視点

第1章|農家だって、売り方を考えてる

 

「農家は、ただ作っていればいい」
そう言われてきた時代がにありました。


けれど今、

私は違う問いを投げかけています。

 

 

“誰に届けたいのか?”
“どんなふうに選んでもらいたいのか?”

 

 

作ることと同じくらい、

「売ること」にも心を込めていいはずだ。


むしろ、

売るという行為は、

その人とつながることなのだと、

私は気づき始めました。

 

SNSで拡散されるのもありがたい。
だけど、

本当に力になるのは口コミの一言だったりします。


「ここのネギ、なんか違うよ」


そのひとことで、

お客様がまた新しい誰かを連れてきてくれる。

 

 

人が人を呼ぶ。

お金は人が運んでくる。

 


だから私は、

“安いから”

と飛びつくお客様ではなく、


ネギの価値を感じて、

心で選んでくださる支援者様を大切にしていきたい。

 

後藤農園の販売戦略は、

そこから始まります。


「売るため」ではなく、

「感じてもらうため」に。


そして、

“求められること”ではなく、

“価値を共に育てていくこと”──


それが、

私の「バリューイン」という考え方です。


このブログでは、

その全貌を、

ありのままに綴っていきます。

 

 

第2章|“売らない販売戦略”という逆説と、かつての個人販売の光

かつての日本では、

農家が「作る」、

農協が「売る」という役割分担が当たり前だった。


それによって支えられてきた農家も多く、

「販売を委ねる安心感」は、

確かに一つの正解だったと思う。

 

でも、

そんな中でも

“自分で売る”

という道を選んだ人たちがいた。

 

 

たとえば、

家の前で無人販売を始めたおばあちゃん。
地元の直売所を立ち上げ、

仲間と共に野菜を並べていた女性たち。


あるいは、

自然栽培を選び、

農薬に頼らない野菜を、

言葉と信念とで届け続けた農家たち。

 

彼らは、

「収入の安定」も必然ながら、
「自分たちの野菜の価値を、ちゃんと伝えたい」
「買ってくれる人の顔を見たい」
そんなまっすぐな思いから、

自ら販売を始めていたのだ。

 

私は今、

その思いを現代の形

にアップデートしているだけかもしれない。
SNSやECを使って、お客様に問いかける。

 

 

「あなたはこのネギで、何を作りたい?」
「誰と食べたい?」
「どんな時間を過ごしたい?」

 

 

私たち後藤農園の販売戦略は、

“売り込む”ことではない。


お客様が自分で選び

、気づき、

満足するための“仕組み”を、

感情設計と行動心理に基づいてつくっている。

 

昔から一部の農家がやってきた、

“伝える農業”を、

今の時代に合うかたちで受け継いでいる──


私は、

そんな気持ちでこの道を歩いている。

 

 

第3章|「言葉」は、届けたい思いの入り口

私は、

ネギを売るための言葉を探しているのではありません。
“価値を共有するための言葉”を育てているのです。

 

本当に届けたいのは、
「このネギを使ったら、料理が楽しくなるかもしれない」
「食卓の空気が、あたたかくなるかもしれない」
そんな目には見えない感情の予感です。

 

たとえば、「プロが使うような一本」と書くとき。
それは、自分の料理に“誇り”を持ちたい人へのメッセージ。
「腕によりをかけて野良哲人☆農人クリエが考える販売戦略の視点

第1章|農家だって、売り方を考えてる

 

 

「農家は、ただ作っていればいい」

そう言われてきた時代がにありました。

 

 

けれど今、

 

私は違う問いを投げかけています。

 

 

 

 

 

“誰に届けたいのか?”

“どんなふうに選んでもらいたいのか?”

 

 

 

 

 

作ることと同じくらい、

 

「売ること」にも心を込めていいはずだ。

 

 

むしろ、

 

売るという行為は、

 

その人とつながることなのだと、

 

私は気づき始めました。

 

 

 

SNSで拡散されるのもありがたい。

だけど、

 

本当に力になるのは口コミの一言だったりします。

 

 

「ここのネギ、なんか違うよ」

 

 

そのひとことで、

 

お客様がまた新しい誰かを連れてきてくれる。

 

 

 

 

 

人が人を呼ぶ。

 

お金は人が運んでくる。

 

 

 

 

だから私は、

 

“安いから”

 

と飛びつくお客様ではなく、

 

 

ネギの価値を感じて、

 

心で選んでくださる支援者様を大切にしていきたい。

 

 

 

後藤農園の販売戦略は、

 

そこから始まります。

 

 

「売るため」ではなく、

 

「感じてもらうため」に。

 

 

そして、

 

“求められること”ではなく、

 

“価値を共に育てていくこと”──

 

 

それが、

 

私の「バリューイン」という考え方です。

 

 

このブログでは、

 

その全貌を、

 

ありのままに綴っていきます。

 

 

 

 

 

第2章|“売らない販売戦略”という逆説と、かつての個人販売の光

かつての日本では、

 

農家が「作る」、

 

農協が「売る」という役割分担が当たり前だった。

 

 

それによって支えられてきた農家も多く、

 

「販売を委ねる安心感」は、

 

確かに一つの正解だったと思う。

 

 

 

でも、

 

そんな中でも

 

“自分で売る”

 

という道を選んだ人たちがいた。

 

 

 

 

 

たとえば、

 

家の前で無人販売を始めたおばあちゃん。

地元の直売所を立ち上げ、

 

仲間と共に野菜を並べていた女性たち。

 

 

あるいは、

 

自然栽培を選び、

 

農薬に頼らない野菜を、

 

言葉と信念とで届け続けた農家たち。

 

 

 

彼らは、

 

「収入の安定」も必然ながら、

「自分たちの野菜の価値を、ちゃんと伝えたい」

「買ってくれる人の顔を見たい」

そんなまっすぐな思いから、

 

自ら販売を始めていたのだ。

 

 

 

私は今、

 

その思いを現代の形

 

にアップデートしているだけかもしれない。

SNSやECを使って、お客様に問いかける。

 

 

 

 

 

「あなたはこのネギで、何を作りたい?」

「誰と食べたい?」

「どんな時間を過ごしたい?」

 

 

 

 

 

私たち後藤農園の販売戦略は、

 

“売り込む”ことではない。

 

 

お客様が自分で選び

 

、気づき、

 

満足するための“仕組み”を、

 

感情設計と行動心理に基づいてつくっている。

 

 

 

昔から一部の農家がやってきた、

 

“伝える農業”を、

 

今の時代に合うかたちで受け継いでいる──

 

 

私は、

 

そんな気持ちでこの道を歩いている。

 

 

 

 

 

第3章|「言葉」は、届けたい思いの入り口

私は、

 

ネギを売るための言葉を探しているのではありません。

“価値を共有するための言葉”を育てているのです。

 

 

 

本当に届けたいのは、

「このネギを使ったら、料理が楽しくなるかもしれない」

「食卓の空気が、あたたかくなるかもしれない」

そんな目には見えない感情の予感です。

 

 

 

たとえば、「プロが使うような一本」と書くとき。

それは

、自分の料理に“誇り”を持つ人へのメッセージ。

料理の創作意欲が湧いたり、

「今日は腕によりをかけてみようかな」と思えるような

── そんなクリエイティビティを発揮できる素材を選んだ自分が、

どこか誇らしく思える体験を贈りたい。

 

 

一方で、規格外のネギには、


「たくさんあるから遠慮なく使える」
「刻んでおけば、いつでも役に立つ」
そんな暮らしの中の

“安心”や“知恵”

を込めた言葉を添えていく。

 

ネギそのものの説明じゃない。
そのネギを選んだときの感情、

使った後の満足感。
そういう

“人の奥にある小さな思い”

を探りながら、

ひとつずつ言葉を積み上げている。

 

売りたいのはネギだけじゃない。
“あなたの選択を誇れる気持ち”

を届もけたいのだ。

 

だから私は、

販売ページをつくるとき、
商品ではなく人の奥を見ている。

言葉は、

その入り口だと思っている。

 

人は、「ほしい」と思ったときに、
見栄でもなく、

値段でもなく、
ただまっすぐな気持ちでそれを手に取れたとき、
きっと、

しあわせを感じるんだと思う。

 

自分の思いに素直でいられたこと。
嘘のない、

ほんとうの自分が、
「これがほしい」と言ったこと。

だから私は、

ただネギだけを売りたいんじゃない。
その選択の先にある、

あなた自身との信頼を届けたいんだ。

 

 

第4章|遠くの誰かより、すぐそばの“支援者さま”へ

SNSで広がるネットワークも、

今の時代には必要だと思う。
でも私が本当に力をもらっているのは、


やっぱり、

すぐ近くで支えてくれる人たちです。

「いつものあの人が、また買ってくれた」
「知り合いに紹介してくれてた」


そういう

“顔の見える信頼”こそが、

私の販売の土台になっている。

 

人は人を呼び、

お金は人が運んでくる。
だけど、

それは誰でもいいというわけじゃない。

 

「安いから」と飛びつく人ではなく、
このネギの背景にある想いや、
日々の調整作業の手間や、
収穫のときの土の香りまでも、
どこかで感じ取ってくれているような──
“支援者さま”

と呼びたくなる存在を、

私は大切にしたい。

 

その人がまた誰かに語ってくれて、
信頼が、静かに広がっていく。
そうやって生まれる口コミの連鎖が、
いちばん強くて、

やさしくて、

あたたかいと思うのです。

 

販売戦略とはいっても、
数字や仕組みだけじゃない。


「この人たちに喜んでもらいたい」


その思いがすべての始まりです。

 

 

第5章|農園が成長すれば、地域も育つ

販売戦略を考えるのは、

もちろん農園の未来のためでもある。
でも私の中では、

農園の成長は“点”ではなく

“線”であり、

“面”になっていくものだと思っている。

 

たとえば、

販売力がつけば、

周りの農家さんの作物を買い取れるようになる。
加工や箱詰めの手間も代行できるようになれば、
それぞれの農家が「作ること」に集中できる環境が整っていく。

さらに、

販売量が増えれば新しい仲間を迎えることもできる。
雇用が生まれ、

技術が入ってくる。
少しずつ最先端の機械も導入できるようになり、
作業効率が上がって、

働く人たちの身体にも、

時間にも、やさしくなる。

 

利益は、ただの“売上”ではなく、
“循環のためのエネルギー”

として地域に戻っていく。

 

「自分たちだけよければいい」

という戦略では、未来は続かない。


私たちが目指すのは、

関わる人みんなが少しずつ潤うような、

ゆるやかで確かな成長。

 

このネギ1本から始まった動きが、
仲間に広がり、地域に伝わって、
やがて“農業という営み”

そのものを持続可能なものへと変えていけたら──。

 

そんな風に、私は静かに思っている。

 

 

第6章|グローバルではなく、ローカルが日本を変える

農業の未来を語るとき、
よく「グローバル化」

「スマート農業」

「輸出拡大」といった言葉が並ぶ。


たしかに、

それもひとつの可能性かもしれない。
でも私は、

もっと足元にある“あたたかい変化”を信じている。

 

たとえば、

地域に元気な農園がひとつ生まれる。
それだけで、

地元にちょっとした雇用が生まれる。
おいしい野菜が話題になり、

人が集まり、
やがては他の農家も前向きになっていく。

 

地域に活気が戻れば、

おのずと日本の農業は進化していく。

 

大きな仕組みに頼らずとも、
ひとつひとつの農園が、目の前の人を大切にし、
本当に届けたい価値を

自分たちの言葉で伝えていければ、


それだけで農業は

「人とつながる仕事」として、

力を取り戻していけると思う。

 

 

グローバルに戦うより、
ローカルで誠実に生きる。

 

 

私は、

そういう農業でありたい。

 

 

結び|売ることは、つながること

後藤農園の販売戦略は、
売り上げのためだけにあるものではありません。

“売る”という行為の奥には、
「誰と出会いたいのか」
「どんな関係を築きたいのか」
「その人に、何を感じてほしいのか」
そういった問いが、いつも静かに潜んでいます。

 

だから私は、

ただネギを売っているのではありません。
このネギを通して、

あなた自身の選択を、

少しでも誇らしく感じてほしい。


そんな思いで、

言葉を選び、

価格を決め、

発送までのすべてに心を込めています。

 

マーケティングという言葉は、

ともすれば冷たく聞こえるけれど──
私にとってそれは、

感情と感情をそっとつなげる橋のようなもの。

小さな農園にできることは限られているかもしれない。
でも、だからこそ、

丁寧に、誠実に、まっすぐに。


「このネギ、なんかいいな」
そう思ってもらえる一本を、

今日も育てています。

 

「モノが売れる」よりも、

「価値が伝わる」ことを大切にしたい。

 


それが、

マーケットインではなく、

バリューインという選択です。

 

 

売ることは、つながること。


そして、

そのつながりが、

未来を変える力になると私は信じています。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。


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